2015年9月にコーポレートロゴのリニューアルを進めることになった。それまで使用していたロゴは、社長が知り合いのデザイナーに創業当時に作成してもらったものだった。ロゴは社章にもなっており、営業時にはジャケットに着ける社内ルールになっていた。
リニューアルでは、ブルーなどのカラーを使っていたロゴから、単色でシンプルなデザインのロゴに変わった。
ロゴをリニューアルした当時のプレスリリースで、シンプルなロゴにした理由を以下のように述べている。
「当社は『本質を見抜く』ことが成功への最短距離と考え、その基本精神が私たちをいち早く理念実現に導いてくれると信じています。『本質を見抜く』ためには無駄なものをそぎ落とし、できる限りシンプルにしていくことが重要です。建築家ミース・ファン・デル・ローエの『Less is more(より少ないことは、より豊かなこと)』という言葉がありますが、私たちも日々の仕事を無駄のないシンプルなものにできるよう努めております。このような私たちの考え方が、このデザインに込められています」
余談だが、ロゴデザインを選定していた2015年は、2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムが、ベルギーのリエージュ劇場のロゴと酷似していると話題になった年だった。そんな事情もあり、当時の法務担当は当社の新しいロゴと類似しているデザインがないか、必死に確認をしたという。
また、2016年3月には「楽待」のサービスロゴも刷新。同月には「楽待」のサイトも全面リニューアルし、コーポレートロゴと同様に、白を基調としたシンプルで洗練されたサイトデザインへと変化していった。