2015年2月に東証マザーズに上場した当社が、次なる一手として目指したのが東証一部への市場変更だ。それを見据え、東京・千代田区にある丸の内ビルディング(丸ビル)へ移転した。移転の目的は採用力の強化と、社員の意識を改革することだった。日本には約400万の企業があるが、一部上場企業は約2000社しかいない。丸ビルの周辺には、有名ブランドの路面店やお洒落なレストラン、カフェなどが立ち並んでおり、社員は休憩や仕事の行き帰りに外を歩き、東証一部上場企業の社員に相応しい感性を身に着けてほしいと考えた。
移転前には全社員で丸ビルの見学も行った。移転先は34階と高層階。窓からは東京の夜景が一望できるなど眺望は抜群だった。これまで8階のオフィスで仕事をしていた社員はみな感動したという。そして無事、丸ビルで東証一部への市場変更を果たした。