2013年12月、東証マザーズ上場を見据え、4回目となるオフィス移転をする。
「一流のビジネスマンになるには、まず一流の商品を知る必要がある」と考え、移転とともにオフィス家具や内装を一新。これまでは費用を抑えることを第一に考えて、一脚5000円の椅子や中古品のオフィス家具を使っていたが、新しいオフィスではデザインや機能性を重視した世界で最も品質の高いvitra社やフリッツハンセン社の家具を購入した。
また、従業員の身なりを整えるため、スタイリストを社内に招いてのファッションチェックや、ショッピング同行なども行った。そして外見だけでなく内面も改革していく必要があると考えた坂口は「我々は部活や受験、就職活動で失敗をしてきた負け組だ。そんな我々に、一流になれるチャンスが今目の前にある」と繰り返し社員に伝え、鼓舞していた。
そして、このオフィスで無事に東証マザーズ上場を果たしたのであった。