株式会社ファーストロジック(本社:東京都千代田区、東証一部上場、証券コード:6037)は、慶應義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市、冨田勝所長)が主催する「慶應アストロバイオロジーキャンプ2021」の「e-Poster」部門に協力企業として参加いたしました。慶應アストロバイオロジーキャンプとは、高校生から大学院修士学生までを対象に最先端の宇宙生物学を広く学び体験する場を提供している大会で、今年で第5回目の開催となります。
e-Poster部門では、生命の起源・分布・未来に関するe-Poster(電子ポスター)を作成し、特に優秀だった2名には「ELSIファーストロジック・アストロバイオロジーアワード」を授与します。受賞者には、東京工業大学地球生命研究所藤島研究グループでのリサーチインターンの機会が与えられます。
■最年少は中学3年生! ハイレベルなe-Posterが並ぶ
当社が協力企業となった「e-Poster」は本大会から新たに取り入れられた企画です。参加者は生命の起源・分布・未来に関してそれぞれの考えや文献調査に基づくe-Posterを作成し発表をします。その後、講師とスチューデントアシスタントによる厳正な審査のもと、5名のe-Poster賞が選出され、最終的に2名のELSIファーストロジック・アストロバイオロジーアワード受賞者を決定します。発表されたe-Posterの一覧はこちらからご覧ください。https://sites.google.com/view/kac2021/gallery
最終審査には、当社代表の坂口も審査員として参加。一人ひとりの発表内容に耳を傾け、質問をしていました。
最終的に、フェリス女学院高等学校の佐藤美空さん(テーマ:地球人類の移住先としての月と火星)と、山形県立鶴岡南高等学校の小林怜奈さん(テーマ:生と死の狭間 極限生物クマムシ)が、ELSIファーストロジック・アストロバイオロジーアワードに選ばれました。
坂口は受賞者の1人である佐藤さんの研究テーマに触れ「惑星移住に関する『点』の情報が、1枚のポスターにまとめることによって『面』の情報になり、本格的に人類が惑星移住計画を行っていることが理解できました」とコメント。また受賞者2人に対し「将来は研究の道に進まれると思いますが、一般企業に入社することになれば、ぜひ当社でお待ちしています」と述べました。
■ELSIファーストロジック・アストロバイオロジーとは
ファーストロジックでは、東京工業大学 地球生命研究所の「宇宙生物学」に支援を行っています。2019 年春に「ELSIファーストロジック・アストロバイオロジー寄附プログラム」を設置し、生命の起源・生命の分布・生命の未来という3つの問いを追求する研究者を支援しています。
宇宙生物学は、人類に貢献できる最も重要な研究であるにもかかわらず、国や企業からの援助が少ないということが課題のひとつでした。当社では経営理念として「社会の発展に貢献する」ことを掲げています。そこで、生命起源の追求などを行う宇宙生物学の研究への支援は、この理念にかなうものであると考え、CSR(企業の社会的責任)活動の一環として支援を行うことに決めました。
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PHOTO:背景Credit Jenny Mottar